糸井重里と死刑執行中脱獄進行中をみた話(十一月二十一日)
結構日が空いてしまったけど先週の出来事を振り返りながら書く。
今日は二つのイベントがあった。
ヴィレッジバンガード下北沢店でのMOTHERイベントと、『死刑執行中脱獄進行中』の舞台鑑賞である。
ほぼ日手帳にMOTHER版があり、それの昨年度モデルが限定で販売されるらしいのだ。またしても限定という言葉に弱い僕は、下北沢に向かった。
まぁ結論から言うと買えなかったんですけどね。家を出発するのが遅すぎて。
降りた瞬間「あ、今日って土曜日だったわ」ってことに気づいた。何故だか僕は「シモキタなんて人いねーだろ(笑)」とかいう舐め腐った態度だったので、休日を楽しむ人たちの多さに面食らってしまったのだ。流石2015年の住みたい街ランキング10位。侮れねぇ。
とりあえずヴィレッジバンガードに行く。
丁度人は写ってないけど、かなりいた。店内は尚更。狭いので不快指数がうなぎのぼり(←言い過ぎ)雨だったらやばかったな。
お目当てのものは買えなかったし、スタンプラリーでもしながら店内を徘徊していると、店奥のMOTHERスペースが急にざわつく。たまたまそこでボーッとしていた僕も思わずザワつきの方に目を向ける。
「うわっ糸井重里だ!!」
とまぁそんな声はあげてないけど、本人が突如登場したんですよ。告知なしだったっぽいから運が良かったんだな。「なんだよもう下北沢なんて一生行かねぇよバーカ」とふてくされて渋谷に行かなくて良かった。
ギャラリーの写真撮影に応えてくれる糸井重里氏。お茶目だね。
彼の登場により割と満足した僕は、スター・ウォーズのビックリマンチョコを3つと、エリア51の11巻を購入して店をあとにした。
エリア51面白いよ。古今東西の神とかモンスターがドタバタする話。切り絵みたいな絵柄が独特だけど。
とまぁそんな感じでお次は舞台を観に天王洲アイルに。なんで天王洲アイルって言うんだろうね。アイルって「島」って意味なんだって。また一つ賢くなったぜ。
舞台なんてそうそう観る機会が無いので、ソワソワしながら席に着く。意外だったのが女性客が多かったこと。十中八九ジョジョファンが観に来ていると思うので、それなりに若い女性も読むんだってな感じで驚いた。「死刑執行中脱獄進行中は短編だけど、どうやって1時間半もの舞台に仕上げたんだろう?」と期待と一抹の不安を抱きながら開演時刻を待つ僕。
結局半分以上寝ました。
観終わったあと知ったけど、死刑執行中~にドルチをミックスさせていたらしい。それを知っていればもう少し眠気とも戦えたかもしれないけど。難解すぎた。原作のセリフが少ないから、変にオリジナルのセリフとか追加してなかったのは良かったかもしれないけど、終始森山未來がクネクネ身体を動かしていただけで僕には退屈だった。よく周りの人眠くならなかったな。この舞台が独特なのか、それとも舞台という芸術表現が全般的にこうなのかはわからんけど、難しかったなぁ。劇団四季とかは楽しそうだよね。行ったことないけど。
「死刑執行中脱獄執行中の舞台を観た!」という満足感だけを胸に僕は帰宅したのだった。
続く