人生トラベログ

就職留年マンがどうにか人生逆転するまでの記録

三月十日

 俺は写真を撮られるのがあんまり好きじゃない。一番古い記憶だと、小学校の卒業。しかめっ面で「早く帰りたい」とか言ってた気がする。

最近はまぁ慣れて来たけど、それでも率先して撮られたいとは思わない。小学校当時の俺は「周りに合わせて時間を取られるのが嫌だ」という気持ちが強かった(この頃から社会不適合感が滲み出ている)けれど、最近はそういう思いより、「ダサい瞬間を残したくない」という気持ちが強い。

写真って連続した出来事の一瞬を切り取るわけだけど、動きが無いから表情とか姿勢、服装とかで自分の印象が決まる訳じゃん。そしてそれが半永久的に残る訳でしょ。だからなるべくイケてる表情なりポーズとるよね。でも見返すと大半がイケてないわけ。過去の自分が「自分なりにイケてる」と思って写ってるわけだけどダサいんだよね。どうしてこんなにも雰囲気モサモサしてんの?みたいな。何このファッション?みたいな。だから嫌なわけ。

でも、ここまで書いて気付いたけど当時の自分がダサいって感じれるなら今は多少感覚がマシになったのかな?ともとれるな。こないだもイケメンな友人に「昔と比べて最近イケてね?」みたいなこと言われたし。まぁコメント求められてた後輩(女)は困った顔してたから実際はイケてないのかもしれないけど。

結局のところ俺は常に「イケてる人=健常者」へ憧れて少しでも近づこうとしてるってことなんでしょうね。まぁそう思って少しでも変わっていければそのうちイケてる人になれるでしょ。擬態してればいつの間にか本物になってた的な。コンプレックスを打ち破っていけ。意味不明だな。